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「リユニオン2018」を開催

12月7日(金)、東京・千代田区の大手町ファーストスクエアカンファレンスにて、キヤノン財団の助成研究者が一同に会する「リユニオン2018」が開催されました。

キヤノン財団は、2008年の設立から今年で10周年を迎えました。この10年間での助成先の研究者数は、研究代表者、共同研究者を合わせて344名になり、幅広い分野で活躍する研究者のコミュニティに育ってきました。「リユニオン」は、研究者の皆様が専門の枠を超えて異分野交流を行う場としてこのコミュニティを有意義に活かしていただくために、昨年初めて開催し、今回が2回目の開催となります。

選考委員・助成先研究者・キヤノン財団関係者あわせて78名が参加。吉川弘之理事長は開会の挨拶で、これまでの10年を振り返ると共に、「科学の世界で本来の成果を出すためには、自立した研究者になることが必要。世の中、あるいは人間の将来に関する感受性や知的好奇心を強く持って、自分の専門がどのように活かせるか考えてほしい。」と研究者にこれからの期待をこめ、「このリユニオンは、分野が異なる様々な人たちと素晴らしい議論が出来る場所です、今日は素敵な一日になるように期待しています」と話しました。

次に、選考委員である所眞理雄先生が、「研究するとは何か」をテーマに講演を行いました。 講演の第1部では、(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所での実経験を交えながら、いかに基礎研究をビジネスに結びつけるか、技術経営の本質とは何なのか、などを語りました。そして第2部では「これからの研究は何を目指すべきか」と題して、「これまで人がやってこなかった新しいことをしなければ、日本の長期的研究の根っこは弱くなってしまう。ぜひ、人がやらなかったオンリーワンの研究を行ってほしい。」と熱く語られました。

その後の質疑応答および意見交換では、多岐にわたる質問や意見が交わされ、活発な議論が繰り広げられました。

その後、会場を移し、『「知」の交流とコラボレーション』と題したポスターセッションを開始。これは、研究交流のきっかけづくりのための新しい取り組みとして、今年初めて実施したプログラムです。16名の助成研究者による各研究テーマのプレゼンテーションが行われ、異分野研究者同士が熱く議論する場面が、会場の至るところで見られ、引き続き行われた懇親会でも、限られた時間の中、大いに盛り上がりました。